亜鉛の働きについて

 人は食品(栄養素)を摂取して生命の維持や身体の成長・構成及び活動する際のエネルギーとして利用しています。

 生命の維持に必要な栄養素としてはビタミンや無機質があり、無機質にはナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、鉄分、硫黄、亜鉛などがあります。その中で今回は亜鉛の働きについて紹介します。

 亜鉛は身体の成長と維持、味覚・嗅覚・視覚の正常化、免疫力の正常化、身体の発育や新陳代謝の促進、皮膚や爪、髪の毛などの健康を保つなどの働きがあります。

 一日に必要な亜鉛の摂取量は18歳から29歳の男性は7.0mg、女性は6.0mg、30歳から69歳の男性は7.5mg、女性は6.5mgを推奨値としています。尚、妊娠中の女性は初期で+2.5mg、中期から後期は+15mgが望ましいとされています。

 亜鉛はクエン酸やビタミンC及び動物性食品と一緒に摂取すると吸収率が向上すると言われていますが、一方植物性食品や加工食品と一緒に摂取すると吸収率は低下すると言われています。また亜鉛は汗の中に多く含まれることやアルコールを飲んだ後の尿にも多く含まれていることから過激なスポーツや多量の飲酒にはご注意ください。

 亜鉛の摂取量が不足すると貧血や味覚障害、皮膚炎、脱毛や爪の異常、さらに免疫機能の低下による感染症になりやすくなります。また子供では成長障害を、大人の男性では性機能の低下などを起こすことがあります。

 亜鉛は通教の食事では過剰に摂取することはありませんが、サプリメントによる過剰摂取では銅の吸収が阻害され、貧血や胃の不快感などを起こします。

 亜鉛を多く含む食品(食材100g中の含有量mg)

 ・カキ 14.0  牛肉(もも) 6.6  カシューナッツ 5.4  アーモンド 3.1  うなぎ蒲焼 2.7  鶏肉(もも) 2.5  

 ・豚肉(ロース)2.2  そら豆 1.9  がんもどき 1.6  厚揚げ 1.1