ビタミンB7の働きについて
人は食品(栄養素)を摂取して生命の維持や身体の構成・成長及び活動する際のエネルギーとして利用しています。
生命の維持に必要な栄養素としてはビタミンや無機質(塩分など)があり、ビタミンB群にはビタミンB!、B2、B3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)、
B6(ピリドキシン)、B7(ビオチン)、B9(葉酸)、B12などがあります。その中で今回はビタミンB7(ビオチン)の働きについて紹介します。
ビタミンB7(ビオチン)は糖質、脂質、アミノ酸の代謝に不可欠な酵素を補助する酵素として働き、エネルギーを作り出す手助けをしたり、老廃物の排泄を即したりします。また、皮膚や粘膜の維持、爪や髪の毛の健康にも関わっており、皮膚などの炎症を防止する働きもあります。
ビタミンB7は体内で作ることができないため、食物から摂取する必要があります。
1日に必要なビタミンB7の摂取量は、18歳以上の男性及び女性とも50㎍以上とされています。
ビタミンB7は水溶性ですので、過剰に摂取しても体内に蓄積されることなく尿として排泄されるため問題ありません。
ビタミンB7が不足すると、リウマチやクローン病などの免疫不全、アトピー性皮膚炎や脱毛、更に食欲不振やうつ病などの病気が現れたりします。
ビタミンB7を多く含む食品(食材100g中の含有量㎍)
・鶏レバー 230 落花生 96 豚レバー 80 ひまわり 80 牛レバー 76 卵黄 65 干し椎茸 41 干しきくらげ 27
・あさり 23 まがレイ 22 カタクチイワシ 18 たらこ 18 シシャモ 18 まイワシ 15 えのき茸 11